多賀 弘明(たが ひろあき、1934年3月21日 - )は、日本のレーシングドライバー。早稲田大学卒業。東京都出身。日本のモータースポーツ黎明期に活躍したドライバーの一人として、日本グランプリなどに出場。
略歴
早稲田大学の自動車部に所属し、ラリーやフィギュアなどの競技に出場。
1963年の第1回日本グランプリでは、トヨペット・クラウンを駆ってC-VIクラスに出場し、優勝を飾っている。
1964年には「トヨタモータースポーツクラブ(TMSC)」の設立に関与し、2代目のTMSC会長に就任。
当初TMSCの主催で行われていた富士1000kmなどのレースや、1966年のトヨタ・2000GTによるスピードトライアル運営にも携わっていた。また日本自動車連盟(JAF)スポーツ委員会のメンバーとしても活動した。
1971年にTMSC-R(トヨタのレース活動を請け負う会社)が設立された際には、高橋利昭(TMSC-R社長)と共に発起人(TMSC-R会長)になっている。
2013年には、日本グランプリ50周年を記念して発足したゴールドスタードライバーズクラブ(現・レジェンドレーシングドライバーズクラブ)の会長に就任した(2016年11月に退任)。
80歳を過ぎた現在も現役ドライバーとしてレース参戦を続けており、2014年7月にはツインリンクもてぎで開催された7時間耐久レース(JOY耐)に、日本グランプリ優勝時のクラウンの再現車(1964年型トヨタ・クラウンRS41改)に乗り、満年齢80歳にして出場。
2016年10月にMEGAWEBで行われた「TOYOTA MOTOR SPORTS DREAM DRIVE DREAM LIVE 2016」にも、同クラウンRS41改を自ら駆り登場した。
2015年2月に行われた電王戦×TOYOTA リアル車将棋では早稲田大学自動車部監督として、羽生善治側の車の制御を担った。
2018年11月と2019年10月には「レジェンドクラブカップ」(往年の名レーサーのレース。レジェンドレーシングドライバーズクラブが運営)に出場している。
脚注


![]()

