銀河団の一覧(ぎんがだんのいちらん)は、銀河団と銀河群を一覧にしたものである。
現在も多くの銀河団が形成されつつあり、銀河団の条件を正確に定義するのは困難である。特に、銀河系の近くでは、遠くにあるものよりもかなり小さくても銀河団に分類される傾向がある。
暗黒物質の存在が強く示される銀河団
命名された銀河団・銀河群
以下は、星表の掲載番号や座標等の符号以外の名前でよく知られている銀河団と銀河群の一覧である。
銀河団
銀河群
近隣の主要な銀河団は、一般的にそれが存在する星座の名前をとって命名される。
裸眼で見える銀河群
2つ以上の銀河が裸眼で見える唯一の銀河群は、局所銀河群である。しかし、2つのマゼラン雲を除き、銀河は視覚的に近くにあるわけではない。最も近くに存在するマフェイ銀河群は、銀河腕の恒星や塵雲に隠されていなければ裸眼でも見ることができる。
最初に発見された銀河団・銀河群
極端な銀河団・銀河群
最も近い銀河群
最も近い銀河団
最も遠い銀河団
- 2003年に、RDCS 1252-29がz=1.237と最も遠いrich clusterであることが発見され、2005年まで続いた。
- 1999年、銀河団RDCS J0849 4452がz=1.261を持つことが発見された。
- 1995年と2001年、3C 294の周りの銀河団がz=1.786を持つことが発表された。
- 1992年、クエーサーCl 0939 4713の背後に銀河団があることが発見された。クエーサーはz=2.055と測定され、銀河団も同程度であると推定された。
- 1975年、3C 123とその銀河団がz=0.637と誤決定された(実際はz=0.218) 。
- 1958年、銀河団Cl 0024 1654及びCl 1447 2619の赤方偏移がそれぞれz=0.29及びz=0.35であると推定された。しかし、これらは分光学的に決定されたものではなかった。
最も遠い原始銀河団
- 2002年、非常に大きく非常にリッチな原始銀河団または最も遠い原始超銀河団がz=2.724の銀河団MS 1512 36の近くに発見された。
誤り
時々、実際は銀河団や超銀河団ではないものが銀河団として報告されることがある。また、構成銀河の位置、特有速度、結合質量等を再検討することで、かつて銀河団とされていたものが単に同じ方向に見えていただけであることが判明することもある。
出典
関連項目
- 銀河の一覧
- おとめ座超銀河団
- ヒクソン・コンパクト銀河群
- 銀河銀河団カタログ
外部リンク
- Astrophysical Journal Supplement, vol. 3, p. 211 (1958) The Distribution of Rich Clusters of Galaxies Bibcode: 1958ApJS....3..211A ; Abell's 1957 cluster list




