脇ノ沢駅(わきのさわえき)は、岩手県陸前高田市米崎町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。元々は同社の大船渡線の鉄道駅であった。
歴史
- 1933年(昭和8年)12月15日:開業。
- 1960年(昭和36年)5月23日:1960年チリ地震による津波で冠水、当駅 - 小友駅間で長期にわたり不通になる。
- 1962年(昭和37年)3月1日:貨物の取扱を廃止。
- 1983年(昭和58年)3月10日:荷物扱いを廃止。無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2011年(平成23年)3月11日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の津波により壊滅状態となる。
- 2013年(平成25年)3月2日:BRTにより仮復旧。県道上に駅を移設。
- 2020年(令和2年)4月1日:気仙沼駅 - 盛駅間の鉄道事業廃止により、鉄道駅としては廃駅となる。
駅構造
BRTの運行開始にあたり、当駅前後は一般道走行区間となり、県道上に移設。盛方面のりば側にBRT用の駅舎が設置された。陸前高田方面のりばはバスポールのみの設置である。
旧鉄道駅
東日本大震災前までは単式ホーム1面1線を有する、気仙沼駅管理の地上駅で、待合所があるだけの無人駅であった。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は22人である。
2013年度(平成25年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
鉄道駅は広田湾に面した脇ノ沢漁港前に設置されていたが、BRTの駅は北東に約1.4キロメートル離れた、箱根山の山裾を通る県道38号のバイパス区間に設けられた。
BRT駅付近では、東日本大震災で被災した店舗の代替として、マイヤアップルロード店が2012年3月に開業している。
- 陸前高田市立高田東中学校
- 岩手県道38号大船渡広田陸前高田線
隣の停留所
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線BRT
- □快速
- 陸前高田駅 - 脇ノ沢駅 - 西下駅
- ■普通
- 高田病院駅 - 脇ノ沢駅 - 西下駅
- □快速
かつて存在した鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線
- 陸前高田駅 - 脇ノ沢駅 - 小友駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 駅の情報(脇ノ沢駅):JR東日本




