あぶな絵(あぶなえ)とは江戸時代に描かれた浮世絵の様式のひとつ。女性の下肢などが露わになった「危ない」様子を描いた作品のことを指す。古くは享保の時代に遡るとも、それ以前から既に存在していたとも言われる。

代表的な作品

  • 鳥居清満 「風呂」 紅摺絵 東京国立博物館所蔵
  • 奥村政信 「湯上がり美人と鶏」 東京国立博物館所蔵
  • 渓斎英泉 「大磯駅」 大判

脚注・出典

参考文献

  • 吉田漱 『浮世絵の基礎知識』 雄山閣、1987年
  • 小林忠 大久保純一 『浮世絵の鑑賞基礎知識』 至文堂、1994年

関連項目


英泉「あぶな絵 赤い煙管【復刻版】」 山田書店美術部オンラインストア

駿河屋 パンフレット カナタ プレゼンツ あぶな絵、あぶり声(その他)

歌麿:新鮮になった男のあぶな絵(「危険な絵」) Egenolf Gallery Japanese Prints

万国古美術

Pinterest